米ブロック、ビットコイン保管する信託銀行をOCCに設立申請

2026-09-09 - 06:05
米ブロック、ビットコイン保管する信託銀行をOCCに設立申請

米国の決済企業ブロックは8日、ビットコイン(BTC)を保管する信託銀行の設立を米通貨監督庁(OCC)に申請したと開示した。申請書の日付は4日で、新銀行はサウスダコタ州スーフォールズに本店を置くビルダーズ・バンク・アンド・トラストとなる。預金も融資も扱わず、預金保険にも入らない信託専業の形を取る。業務は保管と決済の四つに絞られたOCCへ提出した申請書によると、新銀行はブロックの完全子会社として、二つの中間持株会社を通じて保有される。連邦準備制度には加盟銀行として参加し、審査は標準扱いで進む。業務は四つに整理された。ビットコインを含むデジタル資産の保管、顧客の売買注文をリスクレス・プリンシパルの形で執行する取引、預け入れや引き出しの指示への対応、ステーブルコインの決済と送付が並ぶ。開業から3年間の期間で、これらを段階的に立ち上げる。ブロックはこれまで、50を超える州の資金移動業ライセンスのもとで約8年にわたりデジタル資産を扱ってきた。同社はCash AppとSquareを通じて個人と加盟店にサービスを届けており、ビットコインの購入にも早い段階から対応している。今回の申請は、州ごとに分かれていた保管業務を連邦の枠組みへ束ねる位置づけにあたる。経営陣と取締役会の顔ぶれも申請書に載った頭取兼最高経営責任者には、ブロックでデジタル資産戦略を率いるリー・ウーリー氏が就く予定となる。最高コンプライアンス責任者にリアット・シェトレット氏、最高財務責任者にマーク・ポコック氏、最高執行責任者にウェイ・タン氏が並ぶ。取締役は5名で、うち4名は銀行の従業員ではない社外取締役、1名は親会社や関連会社にも属さない独立取締役となる。無保険かつ非預金型のため、地域再投資法の適用は受けない。申請書では、業務がいずれも無保険の国法信託銀行に認められた範囲に収まるとの整理を示した。ブロックは2009年にジャック・ドーシー氏とジム・マッケルビー氏が設立した。ビットコインの大口保有が企業や運用会社に広がるなか、保管の受け皿を自前で持つ形になる。申請書は法律事務所デービス・ポーク・アンド・ウォードウェルを通じ、OCCで免許認可を担当するセバスチャン・アストラダ副長官宛てに提出された。事業計画など一部の資料は非公開の扱いを求めている。認可の可否について、OCCからの判断は示されていない。

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