ナスダック、クラーケン親会社に1億ドル出資し株式トークン化
米国の株式市場運営会社ナスダックは10日、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンの親会社ペイワードに1億ドル(約154億円)を出資すると明らかにした。出資は戦略投資部門のナスダック・ベンチャーズが担い、上場株式をトークンとして扱うナスダック・エクイティ・トークン(NETs)の共同開発も進める。NETsの開始は2027年第2四半期を見込み、米ブルームバーグによると今回の出資でペイワードの企業価値は210億ドルと評価された。NETsは2027年第2四半期の開始を見込むナスダックの発表によると、両社はNETsの運用と商用の基盤づくりを続け、2027年第2四半期の開始を目指す。ナスダック社内では、常時稼働の市場基盤を手がける部門デジタル・リクイディティ・ネットワークスが取り組みを率いる。ナスダックは今年3月、NETsの開発計画とともに、ペイワードが手がける株式トークンのxStocksとつなぐ枠組みを打ち出していた。次の段階では、世界での配布や売買、取引後の決済処理に必要な機能を整える。ペイワードは、暗号資産や株式、トークン化株式、先物、オプションの各取引所にナスダックの市場監視技術を導入する。株式市場で使われてきた不正監視の仕組みを、暗号資産の取引の場にも広げる形となる。株式の決済待ちをなくす狙いペイワードのアルジュン・セティ共同CEOは、米国の清算機関を通る株式の売買が1日2兆ドルを超えると指摘した。売りと買いの相殺で約98%が消え、残る分に対して清算機関は100億〜200億ドルの担保を抱えたまま決済を1日待つと述べた。2024年に決済期間を2日から1日へ縮めた際には、30億ドルが解放されたという。同氏は、オンチェーンでの決済がこの待ち時間そのものをなくすと語った。ナスダックのタル・コーエン社長は、資本と資産が金融システムの中をいかに効率よく動くかが次の市場の姿を決めると述べた。xStocksのような株式トークンは、すでに海外の暗号資産取引所でも売買されている。海外取引所のMEXCは、現物市場でxStocksの取引ペアを扱う。セーシェルに本社を置くBitgetも2025年7月から、オンチェーン取引の機能でxStocksを提供している。
The post ナスダック、クラーケン親会社に1億ドル出資し株式トークン化 appeared first on Crypto News Japan.